社会保険労務士法人プロフェス 代表社員

2011年6月アーカイブ

  • 2011.06.20(月)

    社労士法人プロフェス代表の前田です。

     

    最近、顧問先の安全衛生委員会に出席することが多くなりました。

     

    そして、数年前から製造業の顧問先が増えたことをきっかけに、オペレーション戦略の大家である遠藤先生の書籍を読むようになり、現在二つの概念が安全衛生委員会で役に立っています。

     

    一つは、「見える化」における問題解決のPDCAという概念です。

     

    Problem-finding(問題を発見する)

    Display(問題を「見える」ようにする)

    Clear(問題を取り除く)

    Acknowledge(問題解決を確認する)

     

    僕が、安全衛生委員会において徹底して討議するのは問題の見える化のアドバイスなのです。

     

    二つ目は5ー20ー100の理論の実践です。

     

    安全衛生委員会には全社の5%の社員しか出席していないため、現場に浸透しないケースが多々あります。

     

    よって、安全衛生の核となる5%の人材を育て、5%の核人材が実際の安全衛生問題解決の取り組みを通じて自分の分身という言うべき新たな牽引役をそれぞれ4ー5人育て、組織に加速した広がりをもたせるように意識しているのです。

     

    そのため、僕は委員会においてデジカメを多用して徹底したビジュアル化をお願いしています。

     

    そのビジュアル化された資料をそのまま現場へ持ち帰り、更なる見える化の共有にて20%の分身づくりに役立ててもらっています。

     

    また、問題を発見するためには観察が必要ですが、「白地観察」ではなく「基準観察」、つまり「基準」、「物差し」を持って問題発見のための観察をお願いしています。

     

    われわれ人事の世界の人間は、「スターバックスコーヒー」の人材マネジメントに憧れを持ち、サービス業の会社や人事コンサルであれば組織風土・人材育成法などロールモデルとして目標としていると思います。

     

    しかし、スターバックス的人事は「白地観察」、つまり「あなたがお客様に良いと思ったことを行いなさい」という先入観や予見を持たない行為は、医療や製造業では逆に問題を生じさせることが多いのです。

     

    医療や製造業は、マニュアルや作業手順書などの「基準」が不可欠で、基準からどれほどギャップがあるかが問題発見の鍵となるのです。

     

    事実、医療の世界では「あなたが患者様(お客様)に良いと思ったことを行いなさい」が原因で医療事故が生じており、僕が経験したケースも受付事務が、患者様の痛みを軽くするために医師の処方箋もなく薬を患者に渡したという仰天するような事件もありました。

     

    遠藤先生の書籍に触れ、各社の安全衛生委員会に参加するようになって、スターバックス化してはいけない業界(医療・製造業)もあるのだなぁと僕なりの理解をしたのでした(遠藤先生は決してそのようなことを書籍に記述されてません)。

     

    最後に、遠藤先生は、「カミソリ」でも「鉈」でもなく「鎌」のように徹底的に現場に近いところで勝負するこだわりをもってキャリアを歩まれたそうですが、自分だったらどうだろうかと考えました。

     

    考えた結果、僕は「剪定バサミ」かなぁと思いました。

     

    その理由は、細部にまで手が届くこと!

     

    顧問先ともそのような関係を続けていきたいと願ってます。

     

                                                   以上

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  • 2011.06.14(火)

    社労士法人プロフェス代表の前田です。

     

    先週、事務所のスタッフと食事に行き、美味しいワインに乗せられ、人材について僕なりの考えを述べました。

     

    「貞観政要」の一節に六正六邪の箇所があり以下のような記述があります。

     

    「よい家臣は、その人の才能や能力を明らかにして、それに適した役に任用して、長所である点を伸ばすように用い、短所は補うようにし、六つの正しい方向を推し進め、六つの邪まなことをしないように戒めたなら、無理せずとも、自然に努力するようになる。」

     

    以上から、個々人の長所を活かし、長所を伸ばすような人材育成法を学ぶことができます。

     

    社労士事務所のスタッフも、給与計算が得意、就業規則が得意、年金が得意、人前で話すことが得意など、個々人の得意分野があるでしょうから、その長所を伸ばすべきです。

     

    僕は、個々のスタッフに異なることをさせ、学ばせており、本人達は差別されているように感じているかもしれませんが、長所を見極めているのです。

     

    次に、僕はクライアントから人材の見極めにおいて、僕の助言が結構当たっていると褒められることが多いのですが、正直、優秀な人材については分かりません。

     

    ただ、人材の見極めで分かるとすれば「六正六邪(りくせいりくじゃ)」の六邪を意識して観察しているからだと思います。

     

    特に、六邪については、六つの邪悪なことを行うような家臣がいたら、国は他国から侵略され、辱められるだろうと言われています。

     

    1. 具臣・・・官職に安住して高録を貪り、公務に精励せず、世俗に流され人の目ばかり気にする。

     

    2. ゆ臣・・・上にへつらって君主の言うことなすことは何でもよいと言って褒め、君主の好みに迎合し、後の害を考えない。

     

    3. 奸臣・・・心の中は陰険邪悪なのに、表面は真面目ぶって、人当たりは良くしているが、善い人や賢い人を妬み、自分の都合で褒めたり、けなしたりして君主の下す賞罰や命令が正しく行われないようにする。

     

    4. ざん臣・・・自分の欠点を隠す知恵を持ち、自分の主張を押し通す弁舌を持ち、家庭内でも朝廷でも揉め事を作り出す。

     

    5. 賊臣・・・権勢を思うがままに振るい、自分の都合によって軽重を判断し、私財を肥やし、君主の命令を勝手に改変し、自分の地位と名誉にきゅうきゅうとする。

     

    6. 亡臣・・・甘い言葉で君主におもねり、君主を不正義に陥れ、仲間と組んで君主の眼を暗まし、是非の区別をなくさせ、君主の悪いことを国の内外にまでも広める。

     

    六邪は、現代に置き換えても通用し、倒産した企業には必ず六邪がいると言われているのです。

     

    僕は、上記の中で一旦企業に紛れ込むとやっかいになる、「奸臣」と「ざん臣」に気をつけるようにしています。

     

    また、私生活においても常に六邪を寄せ付けないように意識しています。

     

    なぜなら、貞観政要によると、せっかく六正(優秀な人)が身近に集まっても、六邪は六正を駆逐すると伝えられているからです。

     

    1400年前から伝えられていたことが現代にも通用するとは、人材の登用と育成は普遍的な問題なのでしょう。

     

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  • 2011.06.03(金)

    社労士法人プロフェス代表の前田です。

     

    最近読んだ本の感想です。

     

    ずいぶん前に出版された本ですが、EVP(Employee Value Proposition)という概念を学びました。

     

    EVPとは、仕事に対する本質的な満足度から、職場環境、リーダーシップ、同僚、報酬など社員がその企業にいる間に経験し、受け取る全てを総合したもので、企業が社員のニーズ、期待、夢などをどのくら満たしているかのバロメーターにもなると言います。

     

    また、強力なEVPは優秀な人物を呼び寄せ、社員をエキサイトさせ、会社に貢献しようという熱意をj引き出すとも言われます。

     

    当事務所の移転もEVPを意識したもので、耐震ビルによる安心と、天神駅から徒歩5分の立地、オシャレなテナントなどスタッフの働きやすい環境に考慮したものなのです。

     

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    リーダーシップに関し、下記の書籍は「安定して供給され、変わらない高品質」が求められるマッキンゼーのコンサルタントでさえ、いくら優秀でも「容易に取り換えのきく部品」として強い焦りを感じ、結局求めるものは「リーダーシップ」であると問題提起されます。

     

    私がリーダーシップ研修で学んだことは「フォロワーシップ」なのですが、著者はフォロワーなどいない孤独なリーダーが真のリーダーシップで自分の価値観に従って生き抜くことが大切だと強調されます。

     

    つまり、リーダーシップの守・破・離の「離」のレベルを語っているのではないかと感じるのでした。

     

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    経営戦略を極めた者は、最終的には組織論、キャリアやリーダーシップを語るようになるという共通した傾向があるように思います。

     

    つまり戦略を実行するのは人であり、人は集団(組織)で形成され、組織を動かすにはリーダーシップが不可欠であり、優れたリーダーになるにはキャリア形成を意識し、その際のヒントが「オープン化」と「ORをANDにする」心構えであると述べれているようです。

     

    キャリアの高橋先生も「AND」の重要性を叫ばれ「仕事と家庭」「株主と経営と社員」の両立を強調されてました。

     

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    最後に、戦略の行く先は、社員の成長であり、サイバーエージェントの人事部が「成長するしかけ」を赤裸々に語っているのが下記の書籍です。

     

    私は、3回繰り返し読み、サイバーエージェントの社員の一人になったような気持ちになり、当事務所のスタッフや顧問先に実践していければと思っているのです。

     

    これが最近読んだ本のなかで「一番のお気に入り」なのです。

     

     

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