社労士法人プロフェス代表の前田です。
日曜日は、日本人事総研の人事・経営研究会でした。
中身は、社会福祉法人のコンサルノウハウでしたが、私が面白いと思った点を紹介します。
最初に、キャリアパス(CareerPath)とは、「キャリアを積む道」のことで最近さかんにキャリアパス構築を求められますが、日本のキャリアパスは、組織内キャリアパスをいい同一の企業内で昇進していくことを想定してます。
しかし、本来のキャリアパスとは、元HPのCEOカーリー・フィオリーナの成功物語に見られるように、転職を繰り返しキャリアを高めることを指し、業界全体における人の移動を想定するものなのです。
よって、当社には「キャリアパスが不可欠」と慌ててキャリアパスを構築すればするほど、社内人材の転職を加速し、いつの間にか人材輩出企業に陥っているという現実があるのではと想像します。
次に、医療・介護施設の主任の定義です。
岡田先生いわく、介護施設の主任はレベルが高く、「周囲より仕事のできる人」ではなく、「人を使う立場の人」であると問題提起されます。
一般企業の係長クラスに匹敵するといわれます。
私も医療の人事コンサルをして、気づいたのが、簡単に主任に昇進させる医療法人は業績が悪く、数十人スタッフがいてもなかなか主任を置かない医療法人の方が業績が良いように思うのです。
組織論のスバンオブコントロールの原則から言うと反していますが、医療法人数カ所コンサルして感じていた事実なのです。
岡田先生の問題提起でハッキリ分かりました。
医療・介護施設の主任という立場は、「人を使うこと」を期待し、求めているからなのです。
スタッフを指導・監督する職責と能力が備わった人が主任なのです。
書物を読んでも出てこない、現場でコンサルしている実践者しか分からない違いだと思いました。
