社労士法人プロフェス代表の前田です。
著者は、前ルイヴィトンジャパン社長の藤井清孝氏です。
華麗な経歴なので、教科書的なロジカルシンキング法を述べられているのかと思えば、自身の経験をもとに語られる「私の履歴書」的な興味深い内容でした。
藤井氏は、世界広しと言えども「抗菌グッズ」がこんなに売れている国は日本しかないと皮肉を込めて、ひ弱になった日本人に警鐘を鳴らされてます。
また、日本企業の行き過ぎた「顧客至上主義」にも触れ、以下の北京オリンピック水泳競技に関する新聞記事を引用し、顧客のニーズ追従型ゆえにマージンが取れないことを指摘されています。
ある日本トップメーカーの社長のコメント記事
「わが社の製品は選手の要望を完全に満たしていたと思う。スピード社の水着は、体を強く締め付けるなど選手の嫌がる要素が大きかったが、それでも評価された。選手の求めるものがいいものではなく選手に嫌がられてでも新しい発想の製品を開発すべきだった」
日本企業の得意な「改良」には適しているのですが、イノベーションが必要な局面では発想の狭さが高収益の足かせになると問題提起されているのです。
これらの教訓であるトップ主導のイノベーション的発想は、不況期だからこそ必要ではないでしょうか?
休業している間、社員研修して、職業能力が多少上がったとしても、この不況から脱出する術は見つからないでしょう。
いまこそトップのリーダーシップを発揮し、トップダウンでイノベーションに挑戦してみてはいかがでしょうか?
超一流の思考原理を読み終え、この不況期だからこそ勇気をもらった一冊となりました。
